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カラヤン&ベルリン・フィル日本公演の記録

カラヤン&ベルリン・フィルの日本公演ツアーの記録についてご紹介したいと思います。
カラヤン&ベルリン・フィルは1957年から1988年5月の来日まで10回来日(1986年は病気によりキャンセル)。
プログラムは、お客が入りそうなベートーヴェン、チャイコフスキー、ブラームスなどが非常に目立つものとなっています。
ただ、モーツァルトの三大交響曲が意外と少ないですね。マーラーとかブルックナーも少ない。やはり日本人のベートーヴェン好きを知ってか、ベートーヴェンのプログラムが他を圧倒してます。

西暦 プログラム ホール
1966/04/12 ベートーヴェン:序曲《コリオラン》
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
東京文化会館

1966/04/13

ベートーヴェン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第7番
東京文化会館
1966/04/14 ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
東京文化会館

1966/04/15

ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第2番
ベートーヴェン:交響曲第8番
東京文化会館
1966/04/16 ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》
東京文化会館

1966/04/17

ドボルザーク:交響曲第8番
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
宮城県民会館
1966/04/19

シューベルト:交響曲第8番《未完成》
ブラームス:交響曲第2番

札幌市民会館

1966/04/20

ドボルザーク:交響曲第9番《新世界より》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
愛知文化講堂
1966/04/21 シューベルト:交響曲第8番《未完成》
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
金沢市観光会館

1966/04/22

ヴェーベルン:管弦楽のための6つの小品
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》
ブラームス:交響曲第1番
大阪フェスティバル
ホール
1966/04/24 ドボルザーク:交響曲第8番
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
岡山市民会館

1966/04/25

シューベルト:交響曲第8番《未完成》
ドボルザーク:交響曲第9番《新世界より》
高松市民会館
1966/04/26 J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ベートーヴェン:交響曲第7番
松山市民会館

1966/04/28

シューベルト:交響曲第8番《未完成》
ドボルザーク:交響曲第9番《新世界より》
福岡市民会館

1966/04/29

J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
広島市公会堂
1966/04/30 モーツァルト:ディベルティメント第15番
R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》
大阪フェスティバル
ホール

1966/05/02

ブルックナー:交響曲第8番 東京文化会館

1966/05/03

モーツァルト:ディベルティメント第15番
R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》
東京文化会館
1970/05/08 ベートーヴェン:序曲《コリオラン》
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
大阪フェスティバル
ホール

1970/05/09

ベートーヴェン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第7番
大阪フェスティバル
ホール

1970/05/10

ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
大阪フェスティバル
ホール
1970/05/11 ベートーヴェン:《レオノーレ》序曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第2番
ベートーヴェン:交響曲第8番
大阪フェスティバル
ホール

1970/05/13

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》 大阪フェスティバル
ホール
1970/05/14 モーツァルト:ディベルティメント第15番
フォルトナー:マルギナーリエン
ブラームス:交響曲第2番
大阪フェスティバル
ホール

1970/05/16

ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第2番
東京文化会館

1970/05/17

オネゲル:交響曲第3番《典礼風》
ドボルザーク:交響曲第8番
東京文化会館
1970/05/18 モーツァルト:ディベルティメント第15番
チャイコフスキー交響曲第5番
東京文化会館

1970/05/19

シューマン:交響曲第4番
R・シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
東京文化会館
1970/05/21 ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》第2組曲
東京文化会館

1970/05/22

ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
日比谷公会堂

1973/10/25

ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
東京文化会館

1973/10/26

J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番
ブルックナー:交響曲第7番
東京 NHKホール
1973/10/27 ドボルザーク:交響曲第8番
ワーグナー:トリスタンとイゾルテ前奏曲と愛の死
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
東京 NHKホール

1973/10/28

モーツァルト:交響曲第41番《ジュピター》
チャイコフスキー交響曲第4番
東京 NHKホール
1973/10/29 ブラームス:交響曲第3番
ドビュッシー:交響詩《海》
東京 NHKホール

1973/10/31

シューベルト:交響曲第8番《未完成》
R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》
東京 NHKホール

1973/11/01

シェーンベルグ:浄夜
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
東京 NHKホール
1973/11/02 ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
大阪フェスティバル
ホール

1973/11/03

モーツァルト:交響曲第41番《ジュピター》
チャイコフスキー交響曲第4番
大阪フェスティバル
ホール

1973/11/04

ドボルザーク:交響曲第8番
ワーグナー:トリスタンとイゾルテ前奏曲と愛の死
ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
大阪フェスティバル
ホール
1977/11/06 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ブラームス:交響曲第4番

大阪フェスティバル
ホール

1977/11/07

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ブランディス(Vn)、ボルヴィツキー(Vc)
ブラームス:交響曲第2番
大阪フェスティバル
ホール

1977/11/08

ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
ピアノ:アレクシス・ワイセンベルク
大阪フェスティバル
ホール
1977/11/09 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
塩川悠子(Vn)
ブラームス:交響曲第1番
大阪フェスティバル
ホール

1977/11/10

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
アレクシス・ワイセンベルク (p)
R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》
大阪フェスティバル
ホール

1977/11/13

ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
普門館
1977/11/14

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
ベートーヴェン:交響曲第2番

普門館

1977/11/15

ベートーヴェン:交響曲第4番
ベートーヴェン:交響曲第7番
普門館

1977/11/16

ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
普門館
1977/11/17 ベートーヴェン:交響曲第8番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》
普門館

1977/11/18

ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》 普門館

1979/10/16

モーツァルト:交響曲第39番
R・シュトラウス:交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》
普門館
1979/10/17 マーラー交響曲第6番《悲劇的》
普門館

1979/10/18

シューベルト:交響曲第8番《未完成》
チャイコフスキー交響曲第5番
普門館

1979/10/19

ドボルザーク:交響曲第8番
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
普門館
1979/10/21 ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》
普門館

1979/10/22

ハイドン:オラトリオ《天地創造》 普門館
1979/10/24 ヴェルディレクイエム
普門館

1979/10/25

モーツァルト:レクイエム
ブルックナー:テ・デウム
普門館
1979/10/26 ヴェルディ:レクイエム
普門館
1981/10/28 ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
東京文化会館
1981/10/29 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
東京文化会館
1981/10/30 ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第1番
東京文化会館
1981/10/31 ブラームス:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第2番
東京文化会館
1981/11/02 ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:ボレロ
ラヴェル:スペイン狂詩曲
東京 NHKホール
1981/11/04 ベートーヴェン:交響曲第1番
ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》
東京文化会館
1981/11/05 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
東京文化会館
1981/11/06 ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第1番
東京文化会館
1981/11/07 ブラームス:交響曲第4番
ブラームス:交響曲第2番
東京文化会館
1981/11/08 ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
チャイコススキー:交響曲第6番《悲愴》
東京 NHKホール
1984/10/18 モーツァルト:ディベルティメント第15番
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》
レスピーギ:交響詩《ローマの松》
大阪 ザ・シンフォニーホール
1984/10/19 ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》第2組曲
大阪 ザ・シンフォニーホール
1984/10/21 モーツァルト:ディベルティメント第15番
R・シュトラウス:交響詩《ドン・ファン》
レスピーギ:交響詩《ローマの松》
東京文化会館
1984/10/22 ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
ベートーヴェン:交響曲第5番《運命》
普門館
1984/10/23 ブラームス:交響曲第3番
ブラームス:交響曲第1番
普門館
1984/10/24 ドビュッシー:交響詩《海》
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:バレエ《ダフニスとクロエ》第2組曲
普門館
1986/10/28-30 カラヤン病気によりキャンセル
(代役:小澤征爾)
サントリーホール
1988/04/29 モーツァルト:交響曲第29番
チャイコススキー:交響曲第6番《悲愴》
大阪 ザ・シンフォニーホール
1988/04/30 ベートーヴェン:交響曲第4番
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
大阪 ザ・シンフォニーホール
1988/05/02

モーツァルト:交響曲第29番
チャイコススキー:交響曲第6番《悲愴》

サントリーホール
1988/05/04 ベートーヴェン:交響曲第4番
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲《展覧会の絵》
東京文化会館
1988/05/05 モーツァルト:交響曲第39番
ブラームス:交響曲第1番
サントリーホール
 
ベルリン・フィルチケット入手物語

1996年10月16日、ついにベルリン・フィルのコンサートに行くことができた。しかも、ベートーヴェン第九である。
以前にもチケットを入手するために会社を休んで電話をかけまくったりしたのだが、一向に通じず、夕方にやっと通じたら完売とのこと。セゾン系に知り合いがいたのだが、’ベルリン・フィルだけは勘弁してくれ’と言われた。
そこでチケット屋に会員登録して手数料5000円払い、入手することができた。 思い起こせば、地方から電話すると繋がりやすいということで、車で朝10時頃に相模湖まで行って湖畔の公衆電話からかけたこともあった。
また、家族の協力を得て電話してもらったこともあった。
しかし、当然のように繋がらないのだ。今は当時よりもチケット代は安いようだが、当時S席で25000円ぐらいしたと思う。あまりにも高すぎる。
本家ドイツではこんなに高くないのに・・・。まあ、それはさておき、席は2階席斜め前で希望通りの最高にいい席だった。


日本公演の思い出

で、当日面白いエピソードがあって、楽団員全員が席についた後、確か、若いヴァイオリン奏者かヴィオラ奏者かだったが 、客席に知り合いを見つけたのか、弓を振って合図しているではないか。それを見た隣の団員(ハンス=ヨーアヒム・ヴェストファールか?)が激怒。耳元で文句を言っていたようだ。たぶん、その日の公演後、この若者がタップリとお灸をすえられたことは想像に難くない・・・。
若者の不可解な行動は、ドイツも日本も同じということか・・。

1997日本公演パンフレット
公演のパンフレット
肝心の演奏だが、ベルリンフィルは黄金時代に限るとかなんとか言っておきながら、やはり生演奏はいい。CDとは比べ物にならない。レコードを《音の缶詰》と言って毛嫌いしていたフルトヴェングラーの気持ちもわかる。

普門館

日本公演では1977年、1979年そして1981年に東京・杉並の普門館が使用された。客席5000席という巨大ホールが収益上好まれたからであろうか。

立地的にも東京文化会館やNHKホールに比べれれば決して良いとはいえない。

さらに、横長のホールは音響上も非常に悪かったようである。これは普門館がコンサート専用に作られたホールではなかったためである。

今では、普門館といえばクラシックというよりは、吹奏楽の殿堂として有名である。


神原音楽事務所が解散

ベルリン・フィルをはじめ内外有名アーティストを招聘してきたクラシック音楽界の老舗、神原音楽事務所が2003年11月をもって解散することになった。2002年の暮れに社長である神原芳郎氏が倒れ、後継者がいないためとのこと。
近年、ベルリン・フィルといえば神原音楽事務所、というイメージが強いためか残念でならない。
私にはよくわからないが、あれほどの大物アーティストたちを招聘するには並大抵の手腕ではとても務まらないということなのだろうか?
カラヤンが亡くなり、ベルリン・フィルのスタープレイヤーたちも去り、そして神原音楽事務所までもが・・・
寂しいのー・・・

 

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